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特典旅行を夢見てこつこつマイルを貯める隼人と涼子!今日もマイルを求めて奮闘してます

【箱根】旅日記 寄木細工のからくり箱を求めて:元箱根編(下)

こんにちは!隼人です。

youtubeで寄木細工のからくり箱を知り、どうしても実物を見たくて箱根に旅行した話の後編です。前回は、箱根旅行を決めた経緯、元箱根で寄木のからくり箱を購入した話、相方が見知らぬお客さんとお茶会をした話をしました。

↓↓↓前回の話はこちらから読めます。どうぞ!
今回は、見知らぬお客さんとお茶会をすませ、餅やまんじゅうでお腹がふくれた相方のその後の仰天行動を紹介したいと思います。もう、相方に振り回されっぱなしで、気疲れのレベルは職場のそれと変わらないくらいでした(泣)

=目次=

食欲を満たした涼子!物欲も満たす!?

お客さんとのお茶会も和やかに終わり、食欲も満たされた相方。座っているのに飽きたようで、ちょろちょろ店内を動き回り始めました。「また、恥ずかしいこと(前回の話をご覧ください)をやらかしそうだから目を離したくない」だけど「自分ももっと寄木細工を見たいから、相方にばかりかかずらうわけにはいかない」と、しばらく葛藤が続きましたが、相方もいい大人です。それなりに節度ある行動をするはずだと結論付けて、放っておくことにしました。きっと、前回お話ししたような奇行は空腹からくるものだろうから、食欲が満たされた状態ならさすがに落ち着いた行動をするでしょう。

案の定、店主の話を聞いたり、寄木のミニチュア細工に感嘆の声をあげたりしながら楽しそうに見て回っていました。

店主「こちらのミニチュアを作っている職人はすごく高齢でね。本人も『あと何個作れるかわかんないよ』なんて言ってるくらいですから、どんどん希少になってきてるんですよ」

涼子「へぇー!?ご高齢なのにめちゃくちゃ目がいいんですねぇ。私なんか乱視がひどくて、どれもぼんやりとしか見えてなくて。細部までくっきり見えてるなんてうらやましいです」

店主「 ……(;゚д゚)後継者がいなくて、寄木でミニチュアを作る職人は本当に少なくなってしまったんですよ」

涼子「ありゃりゃりゃ、どこも後継者不足が問題ですねぇ。ミニチュアのハンドメイド作家とタッグを組むとかじゃ改善案にならないんでしょうねぇ」

寄木のミニチュア細工の希少性を語る店主に、ピンボケした受け答えをする相方。こみ上げる笑いを押し殺しながら、店主なら俺のやるせなさを分かってくれるんじゃないかと親近感がわきました。

店主「こちらの湯のみは、箱根駅伝の往路優勝トロフィーを作った職人の作品なんですよ。他の寄木細工とはスタイルが全く違うから、よくお客さんが『これも寄木細工なの?』と尋ねるんですよ」

涼子「えっ?これも寄木?北欧モダンのカップかと思った!」

店主「そ、そ、そういえば北欧系のデザインにも見えなくないですね(;゚д゚)そうおっしゃられた方は初めてですが……」

涼子「こういうスタイルって、工芸品に興味のない人にもウケそうじゃないですか?」

店主「工芸品に興味のない人ですかぁ(´^`;)どうなんでしょうね。ウケますか?」

涼子「私はめちゃくちゃウケてますけど、他の人はどうなんでしょうねぇ」

店主「…………」

いやいやいや、たった今「工芸品に興味のない人にもウケそう」ってコメントしたでしょう!なのに、どうなんでしょうって否定的になってどうするの?それに「私はめちゃくちゃウケてます」って、自分は工芸品に興味がないって肯定してないかい???寄木細工って箱根の伝統工芸品なのに!!失礼すぎる相方の受け答えにハラハラするやら店主に申し訳ないやらで、寄木細工を見るのにぜんぜん集中できなくなり、相方を連れて店を出る決心をしました。宇宙人(相方のこと)の感覚でコメントするのを控えてくれたら、どんなに和やかに過ごせることやら。耳にした言葉からいろいろ連想しても口に出さなきゃいいのに、と思いながら相方と店主のほうへ向かっていると、

涼子「じゃ、1回払いで♪」

軽快な相方の声に肩透かしを食らって、その場に固まってしまいました。寄木細工に興味がないようなことを言いながら、ちゃっかり購入している相方。もう、彼女の思考回路にはついていけれません(泣)

↓↓↓ちなみに相方が購入した湯のみはこちらです。↓↓↓

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うきうきと購入手続きを進めている相方に声をかけると、

涼子「これかっこよくない♪ ♪ 箱根駅伝のトロフィーを作ってる職人さんの作品だよ。皇室にも献上してるんだって。天皇陛下とおそろいだよ♪」

隼人「天皇陛下とおそろいって…… (゚A゚;)」

もう、何も聞きたくないし、意見もしたくない!店主も顔を引きつらせて固まっていました。「天皇陛下とおそろいというわけではなくて、皇室に献上したものと同程度の品質だとお話したんですけどね」店主も相方のななめな発想にタジタジの様子。こちらに助けを求める目に、いたたまれない気持ちが倍増しました。つらすぎる(泣)

隼人「箱根駅伝のトロフィーを作ってる職人さんの作品ってレアだな。皇室に献上するなんてすごい職人さんだな。(かなり慌ててフォローを入れました!)」

涼子「隼人くんビックネームに弱いねぇ~ ミーハーだね~」

隼人「えっ?涼子さんがそういったんだぜ。そこに惹かれたんじゃないの?」

涼子「違うよ。それは即席の知識ひけらかし!他とは違うスタイルの寄木細工って、伝統を尊びながらも挑戦しててかっこいいじゃナァイ♪」

店主「作り始めた頃は『こんなの寄木じゃない』と、なかなか認められてもらえなかったそうですよ。今は、箱根駅伝のトロフィー作家として有名になられたし、皇室に献上したりされてますけどね」

隼人「今ではこのスタイルのパイオニアってことですね」

涼子「トロフィーを作ったから有名になったの?創作姿勢がかっこいいから注目されたんじゃなくて?寄木界の温故知新ってとこがぐっとくるのに

デザインでもなく名声でもなく、職人魂に惹かれて購入を決定したのがようやく判明しました。思わず言葉に詰まった自分の隣で、呆然と相方を眺める店主の顔は今思い出してもほほが緩みます。エイリアンに遭遇した宇宙飛行士に当たらずといえども遠からずって感じでした。

店主「金指勝悦さんて方がこの湯のみを作られたんだけど、畑宿に金指さんのお店があるから行ってみてはどうですか。他の作品も見られていいんじゃないかな。寄木は畑宿が発祥地だから、他にも寄木の店が何軒もあって楽しめると思いますよ」

youtubeで寄木細工を初めて知り、youtubeで紹介されていたお店が元箱根にあるということだけを頼りに箱根にやってきた自分にとって「畑宿」は完全に未知の存在。急きょ翌日の予定を畑宿に変更したのは言うまでもないでしょう(畑宿散策については【箱根】旅日記 寄木細工の発祥地「畑宿」をいく(上)です)。

このブログで紹介したお店・情報はこちら!

無知な2人に、寄木細工について親切にいろいろ教えてくださった店主のいる「民芸の里」はこちらです。
相方が購入した湯のみの作者、金指勝悦さんのインタビューがウェブメディア「さんち ~工芸と探訪~」に掲載されています。金指さんの人柄、寄木細工に対する想いがこもったインタビューです。ご覧ください。

畑宿の金指勝悦さんのお店はこちらです。

寄木のミニチュア細工については、神社ナビゲーターの久川和人さんがすごくわかりやすくレポートしていらっしゃるので紹介させていただきます。